見守ること 余白の時間

いよいよ明日から仕事復帰。

 

むすこの「慣らし保育」も二週間がたちました。

 

慣らし保育初日は、ママも一緒に保育園でゆっくりと過ごし、離乳食を食べさせるところを保育士さんと栄養士さんが見てくれます。その子その子の離乳の進み具合を見て、素材のやわらかさ、大きさなどきめ細かに合わせてくれるためです。

 

近ごろは離乳食をよく食べるようになってきていたし、月齢通りのペースでうまくいってる。そう思っていました。しかし、慣らし保育初日は 離乳食ストライキ状態!舌で野菜を器用に押し出し、口からポロポロ…断固拒否!手づかみ食べ用の野菜はポイポイ投げる始末。

 

『せっかく保育園にむけて離乳食がんばってきたのに…うまくいってたのに』と正直ショックでオロオロ。汗汗。


仕事がお休みで一緒に来てくれたオットが「大丈夫~!初日だもん」と私の背中をさすってくれ、ふと力が抜けてハッと我にかえりました。

 

保育園に向けてがんばったのは私の事情で、むすこの問題ではないのだった!今私は自分の問題として、きちんと出来てないことを焦っているんだ。

そうだ、これはむすこのこと。彼には彼の気持ち、リズムや成長のペース、進んでいくタイミングがあるのだもん。

 

その時その時のこの子を見守りたい。出来ても出来なくても、その時のこの子をまずは受け入れたい。

そう思ってきたはずなのに、つい「いい母」になろうとしていたことに気づいた。母としてちゃんとやってる、そう思われたかった心に気づいた。

 

気づけてよかった。それからはまた初心にかえってむすこと再挑戦!素材そのものの味を感じるために、家でも一つ一つの素材を単品で食べることから始めました。むすこは10ヶ月ですが、7ヶ月の子が食べるものと同じ状態から始めました。

 

ひとつひとつ。
いちにちいちにち。
むすこはむすこのペースで保育園になれ、先生になれ、食べることに慣れていきました。

 

口をもぐもぐ動かして食べられる事が、本当にうれしかったし、かわいかった♡

 

今では保育園でも「もっとくれ!」といわんばかりに声をだして求めることもあるそう。

とはいえまだまだ一進一退ですが…自然に意欲が出てくるのを、大らかな気持ちで待ちたいと思います。

 

私は、むすこのちからで、彼のペースで前へ進んでいくのを応援したい。
この子のちからを信頼して、私に出来ることをしたらあとは見守る。

それを改めて心に誓ったのでした。

 

元来私は「待つこと」が得意です。
待ち合わせでは誰かを待つのが好きだし、恋のあれこれでは答えのでない微妙な時期にときめく。

その空白の時間、予想できない“余白の時間''が好きなのです。

余白の時間からふと生まれる新しい出来事にワクワクします。

余白の時間にふと見える景色にドキドキします。

子どもにも、そんな余白の時間、余白のスペースを作ってあげたいと思うのです。

 

忙しくなっても心を亡くすことなく、このことを大切にできますように。